生殖医療での超音波の役割と3Dを用いた新たなアプローチ
2018年度 年次大会-講演抄録|Technical lecture
学会講師:吉田 淳
Abstract
晩婚化や結婚の多様化が進む社会背景もあり、不妊症は増加傾向をたどる。不妊症の7つの基本検査として、内診・視診、超音波検査、基礎体温、頚管粘液検査、子宮卵管造影、精液検査、ホルモン検査があるが、なかでも超音波検査は重要な項目であり、生殖医学領域の画像診断の中心であることは言うまでもない。初診時超音波検査に始まり妊娠確認まで、超音波検査は重要な役割を担い、我々臨床医の目である。その超音波診断装置は分解能が向上し高画質で観察できるようになり、また2Dでの観察にとどまらず3Dが主流となる時代となった。今回の講演では生殖医学領域での超音波の役割を再度確認しながら3Dを用いた新たなアプローチを紹介する。