Papers and Abstracts

論文・講演抄録

患者満足度向上における院内ネットワークの重要性 「当院の院内ネットワークの実際」

学会誌 掲載論文

2016年度 学会誌 掲載論文日本IVF 学会雑誌 Vol.19,No.2,13-16,2016

著者:塩谷雅英・緒方誠司

英ウィメンズクリニック 〒650-0021 兵庫県神戸市中央区三ノ宮町1-1-2 三宮セントラルビル7 階

Abstract

要 旨: 近年の我が国のART施設の傾向として大規模化をあげることができる.ART施設が大規模化することには多くのメリットがあるが,一方で患者情報の共有が課題となる.当院では,電子カルテとファイルメーカーを基幹としたネットワークを構築することでこれらの課題を解決する試みを行ってきた.その結果,患者のみならずスタッフの満足度が向上している.また,ネットワークの構築に伴う患者情報の電子化によってART に伴う複雑で膨大な情報へのアクセスが容易となり,結果的に一人ひとりの患者の状態に応じたよりきめ細かい治療を提供できるようになったことを実感している.
キーワード:ART,電子カルテ,ファイルメーカー,患者情報共有

参考文献

  • 平成26 年度倫理委員会登録・調査小委員会報告(2013 年分の体外受精・胚移植等の臨床実施成績および2015 年7 月における登録施設名, 委員長斉藤英和) 日産婦誌, 67:2077-2121,2015.
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