Papers and Abstracts

論文・講演抄録

タイムラプス(EmbryoScope+)導入後のラボ業務の変化

小野崎 美絵

2023年度 年次大会-講演抄録保険制度の中で先進医療としてのタイムラプスをいかに活用するか

学会講師:小野崎 美絵

Abstract

現在,多くのART 施設にて導入されているタイムラプスインキュベータであるが,当院においても2021年11月に導入した.現在,全症例において,タイムラプスインキュベータ(Vitrolife 社EmbryoScope +)による胚培養を行っている.本講演では,ラボスタッフとしての視点から,タイムラプスインキュベータ導入前のラボワークの課題,導入に至った経緯,導入後のラボワークの変化,タイムラプスインキュベータの有用性をデータとともに紹介する.
また,近年,様々な分野でAI(人工知能)が発展し,誰もが利用できる時代となった.ART分野においても,タイムラプスインキュベータで得られた連続画像から着床の可能性が高い胚を自動的に識別してくれるAIベースの評価システムが開発され,その能力は発展を続けている.当院においては,Vitrolife 社のiDAScoreを導入し,臨床の現場にて活用している.その活用方法も併せて紹介したい.

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